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中国最大の飲料チェーン「蜜雪氷城(Mixue Bingcheng)」を展開する蜜雪集団が3月3日、ついに香港証券取引所への上場を果たした。上場初値は発行価格の202.5香港ドル(約3800円)を29.38%上回った。その後も上昇を続け、終値は発行価格を43.21%上回り、時価総額は1093億5000万香港ドル(約2兆1000億円)に達した。
蜜雪氷城は、ソフトクリームが2元(約42円)、フレッシュレモネードが4元(約84円)、アメリカンコーヒーやタピオカミルクティーが6元(約130円)という圧倒的な安さと、それを支える強力なサプライチェーンで急成長を遂げた。2024年末時点の店舗数は中国と海外11カ国で計4万6479店舗で、スターバックスを抜いて世界最多となっている。販売した飲料は、23年が74億杯、24年1~9月が71億杯だった。
上場前の外部資金調達は2020年の1回のみで、高瓴資本(Hillhouse Capital)、中国中信集団(CITIC)系のCPE源峰(CPE)、生活サービス大手・美団(Meituan)傘下の龍珠資本(Dragonball Capital)の3社が出資し、いずれも重要な「リソース」を提供すると約束したという。
*1香港ドル=約19円、1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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