セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国の生活関連サービス大手「美団(Meituan)」は5月12日、北京で開催された「中国・ブラジルビジネスセミナー」で、ブラジル政府と総額10億ドル(約1500億円)の投資協定を締結した。ブラジルのルラ大統領も調印に立ち会った。美団は今後数カ月以内に出前アプリのグローバルブランド「Keeta」でブラジル市場に参入し、今後5年間で10億ドルを投じて事業拡大を推進する。
美団の王興CEOは、ブラジル市場は規模が大きく可能性に満ちているとした上で、Keetaはユーザーエクスペリエンスの向上、提携飲食店の成長支援、地元雇用の創出に注力すると説明した。ブラジル進出後は、全国を網羅する即時配送ネットワークを構築し、高品質で効率的な出前サービスを提供する。また、提携飲食店にはデジタル運営ツール、マーケティング支援および総合サービスを提供し、地元飲食店のエコシステム拡大を支援していくという。
Keetaのブラジル市場進出は、美団の「海外進出戦略」の重要な一歩となり、中南米での影響力がさらに拡大するとみられる。KeeTaは2023年5月に香港でサービスを開始し、1年足らずで出前アプリ最大手に上り詰めた。その後サウジアラビアに進出し、現在はリヤドとジェッダで事業を展開している。
*1ドル=約148円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録