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触覚センサーや人型ロボットなどの開発を手がける中国スタートアップ「帕西尼感知科技(PaXini Tech)」がこのほど、シリーズAで新たに資金を調達した。今回の出資者はTCL創投(TCL Capital)や毅達資本(Addor Capital)など。シリーズAでの累計調達額は数億元(数十億円)に達した。このほか、2カ月弱前には電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)から戦略的出資を受けている。
PaXiniは、精度の高い多軸触覚センサーを独自開発し、安定的な量産を実現できる世界屈指のテック企業だ。創業メンバーには日本の早稲田大学創造理工学部総合機械工学科・菅野研究室の出身者もいる。自社開発した6軸ホールアレイ触覚センサーは15種類の多次元触覚センシング機能を備え、ロボットに人間並みの繊細な触覚を持たせることができる。
同社は多次元触覚センシング技術をベースに、世界をリードするセンサー、ロボットハンド、人型ロボットからなる製品群を構築。ハードウエアパッケージからデータ収集、アルゴリズム統合、独自開発のVTLA(Vision-Tactile-Language-Action、視覚・触覚・言語・動作)AIモデルに至る幅広い技術体系を確立した。
製品はすでに、3C製品(コンピューター、通信機器、家電)の精密組立、自動車生産ライン、物流分野での仕分け、地下鉄の保安検査、医療・介護、スーパーマーケットなどで活用されている。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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