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電池火災の消火技術を開発するスタートアップ「鋰泰新能源(Litai New Energy)」がこのほど、中科創星(CAS Star)が主導するエンジェルラウンドで数千万元(数億円)を調達した。
リチウム電池は蓄電システムや新エネルギー車(NEV)、通信基地局などの分野で広く活用されているが、その安全性が業界発展のボトルネックになっている。鋰泰新能源が独自開発したリチウム電池専用の火災抑制剤は、消防装置から噴射されると急速に密度の高い大量の消火泡となり、事故を起こした電池をしっかり包み込む。噴出する火炎や電解液、有毒な可燃性ガスを効果的に抑制・吸着することで火災を鎮火し、燃焼過程で起こる連鎖反応を速やかに断ち切ることで、効率的な消火と再燃防止ができるという特長がある。
今回出資を主導した中科創星は、鋰泰新能源は電池材料や熱暴走防止、消火剤の開発などの面で豊富な技術的蓄積があり、独自開発した複合型火災抑制剤は高い性能を備えていると説明。今後は蓄電システムやNEVといった分野で大規模に活用される可能性が高いため、同社が電池の安全分野のリーディングカンパニーとなることが期待されると評価した。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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