中国WESTWELL、最先端の自動運転トーイングトラクター発表 航空物流の人手不足解消へ

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人工知能(AI)とスマート物流の融合に注力する「西井科技(WESTWELL)」がこのほど開かれた世界人工知能大会(WAIC 2025)で、新エネルギーで走る自動運転トーイングトラクター(貨物けん引車)の最新モデル「Q-Tractor P40 Plus」を発表した。航続距離200キロ、電池交換の所要時間わずか5分というスペックの高さに注目が集まった。

西井科技は2015年に設立され、中国上海市に本社を置く。同社はAIアルゴリズムとスマートデバイスを組み合わせ、港湾や物流パーク、工場などに商用自動運転車とスマート物流ソリューションを提供してきた。

主力製品の大型電動トラック「Q-Truck」は運転席のない完全自動運転車で、すでに複数国の港湾や物流ハブなどに導入済み。自律的に識別・搬送・経路設計を実行するスマート物流ロボット「Well-Bot」は、スマート倉庫や仕分けシステムなどで活用されている。

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西井科技は、貨物輸送の負荷や人手不足といった航空物流業界の課題にも対応している。自動運転車、車両群のスマート管理システムおよび充電ソリューションを組み合わせることで、設備稼動率を確実に高め、運用コストを削減すると同時に作業の安全性を確保。複数のシステムを連携させ、空港内物流全体のスマート化を後押しする。

自動運転トーイングトラクターのQ-Tractorシリーズは、世界最大の貨物空港である香港国際空港や、成都双流空港の四川航空貨物ターミナルに加え、最近では鄂州花湖国際空港などにも導入されている。

(36Kr Japan編集部)

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