中国ロボット関節モジュール「RobStride Dynamics」、数億円を調達 世界26カ国に5万個出荷

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ロボット用関節モジュールを開発する中国のスタートアップ「霊足時代(RobStride Dynamics)」が、プレシリーズAとその追加ラウンドで計数千万元(数億円)を調達した。プレシリーズAは紅杉中国(Hongshan、旧セコイア・チャイナ)のシードファンドが主導し、追加ラウンドでは弘暉資本(HighLight Capital)が単独出資した。資金は生産ライン建設、生産能力拡大、グローカル展開および新たな製品シリーズの開発に充てられる。

霊足時代は2023年11月に設立され、現在は量産向けの一体型関節モジュール「RobStride」シリーズ(トルク範囲1.5〜120N·m)から7種類の製品を打ち出している。開発者向けの「EduLite」シリーズとオープンソースのロボットプラットフォームも近く発表される。

王勃・最高経営責任者(CEO)は、人型ロボット産業に大きな可能性があるのは間違いないが、短期的な浮き沈みを繰り返す可能性があると指摘する。ロボットの頭脳となるAIモデルについてはさらに多くのデータ検証が必要となる上、本体価格にメンテナンス費用などが加わるため、実際の導入コストが高止まりしているからだという。

高コスパのロボット関節「RobStride」、中国人型ロボット3分の1に浸透

霊足時代は事業内容を電動二輪車やプール清掃ロボット、産業自動化などの分野に広げており、現在は人型ロボット向け以外の売上高が全体の6割を占める。また、創業当初から海外展開を進めており、すでに世界26カ国に累計5万個以上の製品を出荷している。

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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