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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は9月12日、新型の三つ折りスマートフォン「Mate XTs 」を発売した。直営の通販サイト「華為商城(VMALL)」では、発売から5分足らずで「在庫切れ」と表示され、京東商城(JD.com)や淘宝(Taobao)などの大手通販サイトでも発売直後に完売した。
Mate XTsの価格は1万7999元(約38万円)からで、前モデルの「Mate XT」より2000元(約4万2000円)安い。ある実店舗の販売員によると、オンライン予約だけで50万台以上に上り、すぐには手に入らない状態だという。
中古品取引プラットフォームではすでに、かなりの数のMate XTsが2000〜4000元(約4万2000~8万4000円)を上乗せして転売されている。米調査会社IDCによると、前モデルのMate XTの出荷台数は7月時点で70万台を超えたという。
市場調査会社Canalysはこのほど、折りたたみスマホに関するリポートを発表した。2025年はメーカー各社が厚みの改善や価格帯の拡大に取り組み、これまで以上に多くの新機種が発表された。世界出荷は前年比横ばいの1520万台にとどまると予測されるが、中国市場は例外的に好調で、出荷台数が38%増となる見込みだという。その背景には、MateXTやPura Xなど、ファーウェイが打ち出す三つ折りスマホの人気がある。
ファーウェイの折りたたみスマホの世界シェアは、2022年の14%から上昇を続け、25年1~6月期には48%に達し、首位となった。Canalysは、26年の三つ折りスマホの世界出荷台数は前年比51%増となり、27年まで勢いが続くと予測している。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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