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中国発の動画共有プラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は10月29日に開いた「東南アジアアプリサミット2025」で、東南アジアのユーザー数が4億6000万人を突破し、同地域で最も影響力のあるデジタルプラットフォームの1つとなったと発表した。地域別のユーザー数は、インドネシアが1億6000万人余り、ベトナムが約7000万人、タイが約5000万人で、残りはマレーシア、フィリピン、シンガポールなどに分布している。
TikTokの電子商取引(EC)事業「TikTok Shop」の東南アジアでの年間流通取引総額(GMV)は382億ドル(約5兆8000億円)に達しており、うちインドネシア市場が95%以上を占めている。インドネシアの平均注文金額(AOV)は約5ドル(約770円)と米国の30ドル(約4600円)を大きく下回るものの、ユーザーの購買頻度の高さがGMVの継続的な成長につながっている。
広告効果も際立っている。東南アジアでの短期的な広告費用対効果(ROAS)は170%と、他の広告チャネルの約2倍に上る。TikTokは「マーケティングパートナープログラム」をさらに拡大し、東南アジアの広告代理店9社を新たに追加するとともに、提携範囲をオーストラリアにも広げ、地域サービス体制の強化を図る方針だという。
*1ドル=約153円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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