中国雑貨大手「MINISO」、7〜9月は増収減益 傘下「TOP TOY」が快進撃で上場加速へ

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中国雑貨店大手の「名創優品集団(MINISO Group)」は11月21日、2025年7~9月期決算を発表した。売上高は前年同期比28%増の58億元(約1300億円)、純利益は31.36%減の4億4100万元(約97億円)。非国際会計基準(Non-IFRS)ベースの調整後純利益は7億7000万元(約170億円)となった。

主力ブランドのMINISOの売上高は23%増の52億2000万元(約1100億円)。うち海外売上高は28%増の23億1000万元(約510億円)で、国別では米国が最大だった。店舗数は24年9月末と比べて645店増加し、7381店となった。

傘下のアートトイブランド「TOP TOY」の売上高は111%増の5億7000万元(約130億円)と、四半期ベースで過去最高を更新した。店舗数は307店に増加し、うち海外店舗数が15店となった。

TOP TOYは現在、香港取引所への上場準備を進めている。シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスが主導した前回の資金調達後、同社の評価額は約100億香港ドル(約2000億円)に達した。

名創優品集団の創業者、葉国富氏は決算説明会で、アートトイ業界が急成長期を迎えるなか、業界トップのTOP TOYは市場シェアを拡大し続けていると説明。「上場の目的は、このチャンスを確実に捉え、TOP TOYの成長を加速させることだ」と述べた。

中国雑貨大手・名創優品傘下の「TOP TOY」、わずか4年でIPOへ 「デュアルブランド戦略」が結実

*1元=約22円、1香港ドル=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)

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