ヒューマノイド競争を支える“データ工場”に注力 Noitom Robotics、新たに数十億円調達

エンボディドAI(身体性を持つ人工知能)向けデータサービスを提供する「諾亦騰機器人(Noitom Robotics)」がこのほど、プレシリーズAの追加ラウンドを実施した。啓明創投(Qiming Venture Partners)が出資を主導し、五源資本(5Y Capital)や君聯資本(Legend Capital)などが加わった。プレシリーズAでの累計調達額は数億元(数十億円)に達した。

諾亦騰機器人の母体でモーションキャプチャー大手の「諾亦騰科技(Noitom Technology)」は、世界のプロ向けモーションキャプチャー市場で約70%のシェアを占め、これまでに数万セットのモーションキャプチャーシステムを出荷してきた。

ヒューマノイド量産の鍵は「データ」、モーションキャプチャー世界首位・Noitomの次の一手

エンボディドAI産業が急成長するのに伴い、高品質かつマルチモーダルな訓練データの重要性が高まっている。

諾亦騰機器人は、大規模化が可能で、各種ロボットに利用できる実世界データに特化している。同社は、工場内で収集した超高精度・超マルチモーダルデータから、視覚的な汎化性能の向上を目的に実環境で収集したデータまでを手がけ、さらに人間を中心としたデータ収集の模索を進めることで、データの汎化性と長期的な利用可能性の向上を目指している。

すでに世界各地で段階的にデータ工場の建設を進めており、競合他社との差別化を実現しつつある。また、エンボディドAIやヒューマノイド(人型ロボット)を手がける世界の企業数十社と提携し、サービスの検証を推進しているという。

ロボットがネット動画から世界を学ぶ。中国新興のAIデータ革命、収集コストは200分の1に

*1元=約22円で計算しています。

(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)

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