中国EV「小鵬汽車」、マレーシアで現地生産へ インドネシアとオーストリアに続き3カ所目

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中国の電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」は12月15日、マレーシアの自動車部品大手EPマニュファクチャリング(EPMB)と提携し、現地生産プロジェクトを始動したと発表した。インドネシアとオーストラリアに続き、3カ所目の生産拠点を設け、2026年には量産を開始する計画だという。

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マレーシアのEV市場はすでに急拡大のフェーズに入っている。また、自動車関連のサプライチェーンが成熟していることに加え、海外メーカーの現地生産を積極的に後押しする政策も整っているため、スマートEV生産の拠点としては理想的だ。

小鵬は2025年、海外現地生産プロジェクトを急加速した。7月に海外初の生産拠点となるインドネシア工場が稼働したのに続き、9月にはオーストリアの車開発・生産受託大手マグナ・シュタイヤーに欧州でのEV生産を委託すると発表した。同月には、欧州初の研究開発(R&D)センターを独ミュンヘンに開設し、現地生産と連携させている。そして今回、3つ目の現地生産プロジェクトをマレーシアで開始した形となる。

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現地生産と世界に広がる研究開発ネットワークのシナジー効果により、小鵬の海外事業は急成長の段階に入るとみられる。2025年1~11月の海外販売は前年同期比95%増の3万9773台と大幅に伸びた。目下、同社の販売・サービスネットワークは52カ国・地域に広がり、海外の販売・サービス拠点は321カ所に拡大している。

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(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)

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