シャオミEV、2026年に新型4車種投入へ 注目はレンジエクステンダーSUV

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中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)傘下で電気自動車(EV)事業を手がける小米汽車(Xiaomi Auto)が、2026年に計4車種の新モデルを投入する計画だ。初の量産モデルであるEVセダン「SU7」のマイナーチェンジモデルおよび特別仕様車、5人乗りと7人乗りの新型レンジエクステンダーSUV(多目的スポーツ車)だ。

新型「SU7」は4月の発売が予定されており、運転支援機能の強化や航続距離の延長を図る。その分、価格は1万〜1万4000元(約20万〜30万円)引き上げられた。

関係者によると、7人乗りのレンジエクステンダーSUVは上半期に、SU7特別仕様車と5人乗りのレンジエクステンダーSUVは下半期に発売されるという。

7人乗りレンジエクステンダーSUVはファミリーカーとして開発された中大型SUVで、理想汽車(Li Auto)の「L9」や零跑汽車(Leap Motor)の「D19」に近い立ち位置になる。70kWh超の大容量バッテリーを採用したレンジエクステンダー方式で、電気のみで400〜500kmを走行できる。

SU7特別仕様車はSU7を土台としたロングホイールベースのセダンで、「ホイールベースをかなり長くして、後部座席の快適性を高めるために多くの改良が施された」という。

小米汽車は2025年、SU7と電動SUV「YU7」シリーズの好調を背景にEV業界での地位を確立し、同年11月には累計生産台数が50万台に達した。50万台を突破するのに蔚来汽車(NIO)が6年、理想汽車が4年弱を要したのに対し、小米汽車はわずか1年7カ月で到達、さらに四半期ベースでの黒字化もいち早く達成した。

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しかし、シャオミの雷軍CEOが「15年から20年のうちに世界の自動車メーカーのトップ5に食い込む」という壮大な目標を掲げていることを考えれば、現在の販売規模や、中国単一市場への依存度を考えると、なお課題は大きい。小米汽車は製品も販売台数も、次の段階に引き上げていく必要がある。

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注目高まるレンジエクステンダーSUVでシェア獲得狙う

中国の自動車市場はファミリー層の需要に支えられており、これらのユーザーが重視するのは車内空間の広さや燃費、スマート機能だ。

レンジエクステンダーSUVの最大の価値は「万能性」と「不安の解消」にある。ファミリー層をターゲットに、EVが抱える航続距離や充電の不便さといった問題を解決すると同時に、従来のガソリン車を上回るスマート機能を体験できるようにした。

理想汽車の「L」シリーズや、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)と自動車中堅の賽力斯集団(SERES)が立ち上げた「問界(AITO)」ブランドの「M」シリーズなどがヒットしたことで、レンジエクステンダーSUVに対するメーカーの関心は高まっている。中国では2025年に、15車種以上のレンジエクステンダーEVが新たに発売された。独BMWはレンジエクステンダー式パワートレインの開発を再開したと伝えられ、小鵬汽車(Xpeng motors)は26年にレンジエクステンダーEVを含む新型モデル7車種の投入を計画している。

また2026年には、大容量バッテリーを用いたハイブリッド方式が新たな競争分野になるとみられている。発売が予定されているプラグインハイブリッド車の新型車のうち、零跑汽車の「D19」や小米汽車のレンジエクステンダーSUVなど、4車種以上に80kWh級バッテリーが搭載される予定だ。これら大容量バッテリー搭載のレンジエクステンダーEVは電気だけで約500kmを走行できるため、極めて高い市場競争力を持つことになる。

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小米汽車は2026年、中国の自動車市場で最も注目を集めているレンジエクステンダーSUVを主戦場とし、単一モデルに依存する一点突破型から、総合力で競う持久戦型の成長モデルへと舵を切る。

今後はヒット商品を生む鋭い読みだけでなく、生産能力の調整、サプライチェーン管理、ブランド再構築、顧客サービスなどすべてにわたる総合力が問われることになる。

2025年中国自動車市場総決算、実力差鮮明に。2026年は「安売り」から「価値の競争」へ

(翻訳・36Kr Japan編集部)

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