生鮮「クイックコマース」は新局面へ。美団、約1100億円で「叮咚買菜」の中国事業を買収

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中国のフードデリバリー大手「美団(Meituan)」は2月5日、生鮮EC大手の「叮咚買菜(Dingdong Maicai)」の中国事業を、初期対価約7億1700万ドル(約1100億円)で100%取得すると発表した。

叮咚買菜の創業者・梁昌霖氏は、買収完了から5年間、中国本土・香港・マカオおよび台湾での生鮮食品・日用雑貨分野の消費者向けEC事業で、美団と競合しないことを約束した。公告によると、叮咚買菜の海外事業は今回の取引対象には含まれず、クロージング前に分離される予定だという。

叮咚買菜は2017年に設立。中国国内で有数の生鮮クイックコマース(即時配送)・プラットフォームで、「最短29分配送」を売りにしてきた。25年7~9月期にはGMV(流通総額)72億7000万元(約1700億円)、売上高66億6000万元(約1500億円)を達成し、純利益は1億3300万元(約31億円:GAAP基準)だった。また同社は21年にニューヨーク証券取引所に上場しており、2月5日の米国株市場終値時点での時価総額は5億9400万ドル(約930億円)だった。

中国生鮮EC大手「叮咚買菜」、7~9月は売上高とGMVが過去最高に

現在、中国国内の生鮮クイックコマース市場は、美団(小象超市・美団閃購)、アリババ(盒馬・淘宝閃購)、京東(七鮮・京東秒送)による「三強鼎立」の構図を呈している。美団が展開する倉庫型の生鮮EC事業「小象超市」と叮咚買菜の提携により、市場シェアはさらに拡大することが期待されている。

*1ドル=約157円、1元=23元で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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