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中国の海洋ロボット企業「世航智能(SEAHI ROBOTICS)」がこのほど、シリーズAで数億元(数十億~百数十億円)を調達した。今回の資金調達は、シンガポール系の祥峰投資(Vertex Ventures)が主導し、既存株主である金沙江創投(GSR Ventures)、長石資本(long capital)などが追加で出資した。
世航智能は2023年に設立。活動領域ごとに3つの製品ラインを展開し、海洋インフラの保守・運用を自動化する。
水面上では、水上ロボット「虎鯊」シリーズを展開。高速巡視や環境モニタリングなどの任務を担う。次に、水深300メートルまでの海域では、主力製品である「虎鯨」シリーズが港湾や船舶、海上風力発電設備、掘削プラットフォームなどのインフラ清掃や保守運用を担当している。さらに、水深300~1万メートルの深海領域を対象に、新たに「OceanX」シリーズを展開。海底鉱物資源の探査や海底データセンターの保守といった、戦略的用途を視野に入れている。
世航智能は、プラットフォームとモジュールを組み合わせた汎用型の設計を採用している。ロボットは共通の本体を基盤とし、そこにコアとなるアルゴリズムや動力制御モジュールを集約している。この本体にCJ(キャビテーションジェット)洗浄システムを搭載すれば船体清掃が可能となり、マニピュレーターを装着すれば海上作業プラットフォームの保守作業に対応できる。また、各種探査用センサーを搭載すれば海底資源探査にも活用できる。
福建省海運集団での実証試験では、フジツボなどの付着物で覆われた大型貨物船の清掃において、従来の人力作業では2週間を要していた工程を、わずか10時間に短縮。 作業効率は人力の50倍に達し、船舶の燃費向上(CO2削減)にも直結する成果を上げたという。
*1元=22元で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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