FacebookのユーザーはInstagramではなく、ライバルのSnapchatに流れる

今までFacebookとその傘下にあるInstagramは、Snapchatと同じ市場に存在し、Snapchatから多くのユーザーを奪い取っていた。それ以前にもInstagramはSnapchatとスポンサーを取り合う発言をしていた。

しかし最近の調査データによると、Facebookのユーザーは、ライバルのSnapchatに流れていることを示している。最近の市場研究機関eMarketerによると最新のデータは2018年米国のFacebookのユーザーは1億6950万人、Instagramのユーザーは1億470万人、Snapchatのユーザーは8,650万人に達していることを示している。

またこの機関は、今年Facebookは米国市場で25歳以下のユーザー200万人を失い、一方ライバルのSnapchatはユーザーを190万人増加させると予測している。具体的な年齢別には、12歳以下のユーザーは9%、12歳から17歳のユーザーは6%、18歳から24歳のユーザーは6%それぞれ減少すると見ている。

Facebookはイギリスでも同じような状況となっている。eMarketerのデータによると、12歳から17歳の年齢層の71%がFacebookを使用しており、1年前に比べると増加幅が38%減少している。それに比べてSnapchatのユーザーの増加幅は43%となっており、3年前の二倍強にあたる。

これに対し、eMarketerの首席アナリストのDebra Aho Willianson氏はプレスリリースの中で、“Snapchatは最終的にもっと高い年齢層の人気を得て、ユーザー数をもっと増やして行き、また新たにプラットフォームを設計した後に、ユーザー数は速いスピードで増加していくでしょう。

当面の問題は、若い世代が自分の父母や祖父母がSnapchatを使用しているのを見て、Snapchatから離れていかないかということです。これはFacebookも直面している大きな問題です。”と語っている。

11月初めにスナップチャトはユーザーの使用体験を高めるために、新しい設定を採用した。例えば社交機能と媒体機能を分離して、ユーザーが友人とよりよい連携ができるようにして、自社のビデオの内容等を拡大した。これによりCNBCはそれぞれの新機能を詳細に報道した。しかしユーザーの反応はあまり良いものではなく、多くの人は元のバージョンに戻ることを希望するための手続きをしている。

Snapchatが市場に出てきた時には、そのインパクトは強く、更にその機能は若者たちに大変歓迎された。Snapchatのシェアー拡大を止めるために、Facebookと傘下にあるInstagramはSnapchatの“まね”を展開した。その成果は表れている。Snapchatもその業績報告の中で、ユーザーの増加はFacebookのマトリックスの影響で緩やかになっていると指摘している。しかも今回Facebookは新たな攻勢、例えば子供向け新版Messengerの販売を進める予定である。

eMarketerのアナリストBill Fisherによると、Facebookは米国とイギリスではそのユーザー数はSnapchatとInstagramとTwitterを大きく上回っているが、若年層のユーザーの流出は、“若年層問題”がすでに理論上の問題に留まらないことを表していると見ている。また更に彼は、「Snapchatの影響を受けている若年層のユーザーが日増しに増加しています。Snapchatにとって、現在の挑戦すべき課題は、いかに多くの若年層ユーザーを取り込むかにあります。」と述べている。

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