京東支援の物流プラットフォーム「達達集団」、米ナスダック上場へ

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中国EC大手「京東集団(JD.com)」が出資する物流配送プラットフォーム「達達集団(Dada Group)」(旧「達達-京東到家(Dada-JD Daojia)」、2019年12月に名称変更)が5月12日、米証券取引委員会(SEC)にナスダック上場に向け目論見書を提出した。ティッカーコードは「DADA」で、新規株式公開(IPO)では最高1億ドル(約107億円)を調達する計画だ。

目論見書によれば、2020年第1四半期、達達集団の売上高は11億元(約166億円)で、前年同期の5億2700万元(約79億円)に比べ108.9%上昇。ただ、売上を伸ばす一方で、収益に関しては同四半期は純損失が2億7900万元(約42億円)となり、前年同期の3億3700万元(約50億円)に比べれば金額は縮小しているものの、連続で損失を計上している状況だ。

「達達(Dada)」は2014年にローンチされた市内即配サービス。2016年に京東集団から切り出された宅配部門の「京東到家(JD Daojia)」と合併し、達達-京東到家が誕生した。京東集団はこの時、合併新会社の47.4%の株式を取得して単一の筆頭株主となり、2018年8月にはさらに1億8000万ドル(約192億円)を投入している。最新の株式所有構造を見ると、達達集団の株式の持株比率は、京東集団が51.4%、ウォルマートが10.8%となっている。

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