京東商城がCEO持ち回り制度を実施 グループCMO徐雷氏が初代持ち回りCEOを兼任

京東商城CEO(最高経営責任者)の席は、ここ2年間空席となっていたが、ついに徐雷氏が、その一人目となる。

ウェブメディア36krによると、京東商城は2018年7月16日からCEO持ち回り制度を実施すると発表。京東グループ管理層は、グループCMO(首席市場官)の徐雷氏が京東商城の持ち回りCEOを兼任し、商城の日常業務の責任者とする決定を京東グループCEO劉強東氏に報告した。

公開データによると現京東グループCMO徐雷氏は、2007年5月から京東マーケティングコンサルタントを務め、2009年1月正式に京東に入社。京東商城マーケティング部、無線業務部、京東商城マーケティングプラットフォームシステムの責任者を歴任してきた。

発表によると、グループの経営効率を高めるためにCEO持ち回り制度を実施すると決定。京東商城による枠を超えた小売りの革新的な発展を推進することとした。

京東商城のCEOはすでに2年近く空席となっていたが、それまでこのポストは沈皓瑜氏が務めていた。京東商城の内部メールによると沈皓瑜氏は2011年に京東商城に入社し、COO(最高執行責任者)を務めた。2014年4月、沈皓瑜氏が京東商城CEOに昇任すると、劉強東氏は京東商城グループのCEOを退任しグループ社長兼CEOを務め、日常運営と管理の第一線から徐々に退いてきた。

しかしその2年後、沈皓瑜氏は京東商城のCEOを退任。2016年8月、沈皓瑜氏が全社員にあてた内部メッセージによると、自身の家庭の理由でアメリカに移住した以降は京東グループ国際業務総裁を務め、京東海外市場の開拓に力を注ぐと述べている。

しかし京東は、京東商城における新CEOの就任候補者を公表しておらず、「華夏時報」の当時の報道によると、関係者は京東商城は事業部制の改革を実現したのち、複数のメイン事業部の責任者の人事決定については劉強東氏に直接報告することになると明らかにした。

実のところ、沈皓瑜氏が京東商城のCEOを退任してから、そのポストに就任する者はいない。そして今、このポストには持ち回り制度を採用する決議を劉強東に報告した。劉強東が権力を分散させ、会社の中核管理層を安定させて商城の安定的な発展を維持させようとする狙いがある。

CEOの持ち回り制度は、中国の会社に見られがちな特殊な企業文化であり、トップ管理チームが交代でその長を務める方式で企業最高行政の首長を定める。一般的に最高経営責任者は経営決定者ではなく、戦略的な企画や制度つくりの役を担うのがその特徴である。民間通信科学技術会社のファーウェイは、CEO持ち回り制度の「先駆者」とも言われ、CEOは8名が持ち回りで任されることになっており、その在任期間は半年である。
華為の経営経過からみると、この制度を発足して以来、任正非は緩やかにその権力を分散させ、経営は規定通りに行われ、会社の発展は比較的安定しているといえる。今回、京東商城が持ち回り制度を採択したことで、今後の発展がどう進むのか期待が寄せられる。

以下、発表全文

≪京東商城CEO持ち回り制度の実施と徐雷氏が持ち回り制度の初代CEOを兼務することについての通達≫

グループ本社、各部門、各子会社へ

京東商城事業の革新的な発展を促進するために、枠をこえた小売業の未来を全面的に抱擁し、京都東商城は本日からCEO持ち回り制度の実施。これにより組織の協同効率を全面的に向上させ、チームの革新的な活力を引き出し、より多くの優れたリーダーたちのために広いステージを整え、力を発揮することを期待している。グループの管理層は、グループCMO徐雷氏が初代京東商城の持ち回りCEOを兼任し、商業城の日常仕事の展開を全面的に担当するとの決定を京東グループのCEO劉強東氏に報告した。

徐雷氏は、2007年5月から京東市場のマーケティングコンサルタントを務めている。2009年1月に正式に入社し、京東商城市場のマーケティング部の責任者、無線業務部の担当者、京東商城マーケティングプラットフォームシステム責任者、グループCMOなど様々な職務を歴任している。ブランディング、オンラインマーケティングとインターネット製品のイノベーションに対する深い洞察力と全面的な理解によって、徐雷氏は、マーケティングシステムの建設と造形、モバイル商品の開発システムとユーザーのライフ周期管理運営システムの構築に貢献。多くのすぐれた人材を育て上げ、京東ブランドの強化につとめ、モバイル戦略上際立った成果をあげた。2017年にグループCMOに昇任して以来徐雷氏は、積極的な姿勢で基礎固めを行い、革新的な突破を続け、集団と商城のために強力な運営とマーケティング競争力を構築してきた。

徐雷氏には、その管理力及び業務運営の経験を存分に発揮し、商城チームをけん引しながらさらなる輝かしい未来を創造することを期待する。

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