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韓バッテリー業界専門市場調査機関「SNE Research」が11月29日に明らかにしたところによると、2020年1~9月期、中国車載電池大手「寧徳時代(CATL)」のEV用バッテリー搭載量は19.2Ghに達し、韓LG化学(LG Chem)の18.9GWhを上回り首位に立った。
2020年に入り、LG化学はEV用バッテリーの世界市場において際立ったパフォーマンスを見せており、3月以降はCATLを抑え首位を守っていた。
LG化学が好調な要因の1つ目は、欧州EV市場の急激な成長だ。欧米の自動車メーカーは日韓のバッテリーサプライヤーを採用する傾向にあり、ゼネラル・モーターズ(GM)、ダイムラーなどを含むメーカーがLG化学を選んでいる。2つ目は米EV大手テスラ(Tesla)の世界販売台数の引き続き増加していることだ。10月末、株主総会でEV用バッテリー事業の分社化案および新会社設立の計画が承認され、LG化学は12月1日に新会社「LGエナジーソリューション」を発足させた。
一方、CATLについて、SNE Researchの研究員は「CATLのバッテリーを搭載したEVの販売が一部の欧州国家でさらに確認されている」と述べている。またテスラのEVセダン「モデル3」の販売好調を背景に、サプライヤーとしてのCATLは恩恵を受けている。
現在、CATLは積極的に海外事業を展開しており、ダイムラー、ホンダ、フォルクスワーゲン(VW)、ボルボなど多くの多国籍自動車メーカーと提携している。
(翻訳・浅田雅美)
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