テスラ、上海の充電スタンド生産拠点が稼働開始 年産1万基を計画

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2月3日、米EV(電気自動車)大手テスラ(Tesla)は、上海に新設した急速充電器「スーパーチャージャー」生産工場の稼働が開始したと発表した。同工場はテスラが中国で初めて建設した充電器の生産拠点であり、それまで充電器は全て米国から輸入していた。2020年8月の計画立案から半年足らずで生産が開始され、「上海スピード」と「テスラスピード」を再び見せつけることとなった。

上海の急速充電器工場は、テスラが約4200万元(約6億8400万円)を投じ、約5000平方メートルの敷地に研究開発や生産の施設を集約。初期計画では最新型充電設備の「スーパーチャージャーV3」を中心に年間1万基を生産する予定だ。スーパーチャージャーV3は、最大出力が250kw(キロワット)に達する。

ここ数年来、テスラは充電ネットワークの拡張を加速させている。現在、中国に730カ所以上の急速充電ステーションを建設しており、5800基以上の充電スタンドが設置されている。急速充電器を中国での現地生産に切り替えることで、スーパーチャージャーV3の普及を加速させ、中国政府が掲げる「新型インフラ整備(新基建)」発展にも貢献するだろうと、テスラは述べている。

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