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中国テックに特化した専門メディア「36Kr Japan」と日本経済新聞社は3月30日、「解剖テンセント」と題して、テンセントの技術を基盤とした中国流ライブ配信に焦点を当てた中国テックセミナーを開催した。
テンセントジャパンからはCloud Head of Solutionアーキテクトの付昂氏が登壇し、同社の技術力や強み、また最新の中国流ライブ配信を日本で行うための画期的なソリューションについて紹介があった。
コロナ流行後、特に日本では音楽ライブやエンタメ領域の大規模イベントによるチケット収入が80%も減少し、オンライン開催での新たな収益モデル確立を急ぐ企業が急速に増えている。しかし日本企業は、技術(エンジニアが不足している)、資金(業績悪化で巨額の投資が困難)、収入(チケット以外の収益源が分からない)という大きな3つの課題を抱えている。
そこに着目したテンセントは、技術力と中国におけるノウハウを活かして、日本初、そしてテンセントとしても初となる、ライブ配信トータルソリューション「aPaaS」のローンチを、今回のセミナー壇上で発表した。
このソリューションは、上述の日本企業が抱える課題に対して、技術的にはフロントエンドからバックエンドまでを含むフルアプリケーションを提供すること、費用的には標準ソリューションとして価格を抑えて提供することで、解決策を示している。また収入源については、中国で当たり前となった投げ銭など新たな収益源となる機能をあらかじめ備えており、収益力強化を求める日本企業にとって心強いサービスとなっている。
ゲーム実況や音楽、エンタメなどの分野から成長を続ける日本のライブ配信市場は、今後も力強く伸びていくという予測もあり、中国で発展したモデルを参考に、『ライブ×○○』をキーワードとして数多くの業界で広がっていくだろう。
また、今回のセミナーでは、イベントのDX支援などを手掛けるbravesoft社の取締役 清田耕一朗氏も登壇し、テンセントの技術を活用したオンラインイベントの事例などの紹介もあり、日本社会でも中国スピードでデジタル化が進んでいる様子がうかがえた。
(作者・Kumon)
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