「人の顔色うかがう」AI、サムスンが特許申請。小売り現場での「お薦め」に活用

サムスンは人工知能(AI)を用いて人の表情を識別する技術を開発し、世界知的所有権機関(WIPO)に国際特許を出願した。今後、同技術を活用した設備を店舗に設置し、消費者への提案につなげる考えだ。

表情識別機能を使えば、販売員とのやり取りや顧客アンケート以外に、消費者の好みを引き出せるかもしれない。また、販売現場でのデータを集積すれば、商品の陳列・生産計画にも生かせる。

特許明細書によると、この技術は高度な機械学習アルゴリズムに基づいたもので、レンズを見つめる人物の表情を読み取り、分析することができる。

サムスンによると、現段階の技術では喜び、驚き、怒り、悲しみなど6種類の表情が認識可能だ。小売現場、とくに服飾関係で応用できると考えている。

人が伝達する情報は言語だけではない。表情、ジェスチャー、声などの非言語表現に多くの情報が含まれ、それらが絡み合って一体となっている。マイクロソフトのAIチャットボット「Xiaoice(シャオアイス)」開発を担当した研究員は、「我々が開発するAI技術は言語以外に微妙な表情やジェスチャー、声色なども認識する」と語る。

これらの情報をAIが読み取れれば、人の機嫌を取るなどの行為も可能になる。顧客におすすめ商品を選ぶといった構想はあくまで最初の一歩に過ぎない。

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