「AI風水」提供の中国ビッグデータ企業、約16億円を調達

ビッグデータ解析の「量江湖」はCラウンドで、インテリアショールーム運営大手の紅星美凱龍(Red Star Macalline)から1億元(約16億円)弱を調達した。調達資金は製品のアップグレードとプロモーションに投じる。

2012年に設立された量江湖は、モバイルインターネット業界向けに、アンチスパムアプリやロボアドバイザー商品を展開。モバイルネットユーザー5億人のデータ解析で蓄積したノウハウを、他業界に応用しようとしている。

そこで目を付けたのが住宅の内装だ。中国では住宅がスケルトンの状態で販売され、購入者が内装業者を手配し、間取りや設備を決める方式が主流だ。ユーザーは内装のデザイン、工事の手配などに半年から1年を要する。

アプリ「AI風水」

量江湖は微信(We Chat)の小程序(ミニプログラム)や他のアプリで、間取りの風水診断や、風水的に運気がいいインテリアを提案する「AI風水」をリリースした。内装企業はAI風水アプリを通じ、ユーザーの購入検討物件、間取り、連絡先などのデータを取得し、より効果的な営業を行える。

内装企業はオンラインでの無料見積もりや、無料計測、カスタマーサービスなどオンラインでの顧客獲得に力を入れているが、他社との差別化が難しく、効果は限定的なものとなっている。

また、業界のマーケティングやプロモーションは革新の余地が大きく、量江湖はユーザーデータを解析することで、内装企業のマーケティング施策の効果を追跡し、よりよい営業活動につなげられると考えている。

(翻訳:浦上早苗)

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