中国ネット大手4社が揃って出資——ヒューマノイド「X Square」が460億円調達、一般家庭への参入加速

中国のヒューマノイドロボット企業「自変量機器人(X Square Robot)」はこのほど、シリーズBで約20億元(約460億円)を調達した。シャオミ(小米集団)の戦略投資部門と紅杉中国(Hongshan)が主導した。これにより、自変量機器人の株主構成は、美団(Meituan)、アリババ、バイトダンス(字節跳動)、シャオミという、インターネット業界大手4社を擁する異例の顔ぶれとなった。

2023年に設立された自変量機器人は、本社を深圳に置き、ロボットの汎用知能を司る「大脳」にあたる「物理世界の基盤モデル」の構築に取り組んでいる。独自開発のAIモデル「WALL-A」は、視覚・言語・動作を統合するVLAモデルと世界モデルを融合させた点が特徴だ。視覚や触覚などのマルチモーダル情報をもとに因果推論や状態予測を行い、未知の環境でも柔軟にタスクをこなせる高い汎用性を実現している。

中国のエンボディドAI「X Square」、約210億円調達 アリババクラウドも初参戦

同社のロボット製品「量子(Quanta)」シリーズは車輪走行型の双腕人型ロボットで、工業・物流・家庭サービスなどの現場で活用されている。2026年3月にはオンライン生活サービスプラットフォーム「58到家(58 Home)」と提携し、ロボットによる家庭向け商業清掃サービスを立ち上げた。エンボディドAI技術を一般家庭に大規模導入した初の事例となり、中国の複数都市で順次展開される予定だ。

一方、今回の投資に参加したシャオミも、自社ロボット製品の開発を加速させている。人型ロボット「CyberOne」は2026年4月、シャオミ傘下の電気自動車(EV)メーカー「小米汽車(Xiaomi Auto)」の工場で実際の生産ラインに投入され、柔軟な組み立て工程の確立を目指した実証を開始した。

*1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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