中国でスタバ配達サービスがスタート、実際に注文してみた

19日、北京と上海の一部地区でスターバックス商品のデリバリーサービスが試験的にスタートした。配送はアリババ傘下でフードデリバリー大手の餓了麼(ele.me)が行う。年内をめどに全国30都市2000店舗でサービスを提供するという。

上海在住の筆者はさっそくデリバリーサービスを利用してみることにした。まだごく一部の店舗でしか提供していないので、わざわざ配達圏内まで出かけていく。

扱っているほとんどのメニューが注文できる

餓了麼のアプリを起動すると、スターバックスの某店舗がヒットした。コーヒーからフラペチーノ、軽食類まで、実際に店舗で取り揃えているものはほとんど注文できるようだ。配達手数料は1回9元(約150円)。予定配達時間は20分後と表示された。

スターバックスのアプリ「専星送」からも注文できる

上海や北京でもまだほとんどのエリアが配送圏外だ

アプリからの注文が完了すると、スタッフが配送の準備を開始する。

商品はひとつずつていねいに包装される

配達の衝撃でこぼれたり崩れたりしないよう、商品はしっかりと包装される。カップの蓋も特殊な設計になっており、配送途中で揺れても中身がこぼれないようになっているという。

すでにデリバリーの注文が殺到しているようだ

紙袋に入った商品は配送スタッフへ手渡され、保冷機能に優れた特殊素材のクーラーボックスに入れられる。ホットとアイスを同時に注文しても大丈夫。どちらもそのままの温度と風味をキープして届けられる。

スターバックス専用に開発された配送ボックス

商品が届くと、配達員は紙袋を両手に持って差し出した。「このたびはご利用いただきましてありがとうございました。ごゆっくり味わってくださいね」。礼儀正しく、言葉づかいも丁寧だ。このように気持ちの良いデリバリースタッフに遭遇する確率は、よほど大手の店でもない限り、かなり低い。配送料を9元も徴収するだけある。

デリバリー専用のカップの蓋。通常より10倍のコストがかかっているという

ひと口飲んでみると、確かに店内で飲むコーヒーと遜色ない味わいだ。

スターバックスが公開したカップの蓋のデッサン

今回スタートした配送サービスは、ごく限られたエリアでしか利用できない。しかし、餓了麼のアプリを実際に見てみると分かる通り、すでに多数の「非公式な」スターバックスデリバリーサービスが存在する。いわゆる「代理購入サービス(代購)」と言われるものだ。こちらは多くのエリアで利用できる。配送料は無料のものから最大6元までで、配送時間は30~60分ほど。さまざまなクーポンが利用できるものも多い。

スターバックス専門の代理購入サービス

本家の「専星送」に対し「星楽送」の名を冠する代理購入サービス

ラインナップやクーポンも豊富だ

スターバックスの公式デリバリーサービス「専星送(STARBUCKS DELIVERS)」は以下のような特徴を持っている。

1、 サービスや商品のクオリティが高い。スタッフは特別な研修を受けている。
2、 基本的には30分以内で届く。
3、 現時点では限られたエリアでしか利用できない。

一方、スターバックス専門代理購入サービスの一つ「星楽送」はどうだろうか。

1、 サービス内容としてはごく一般的で、特別感はない。
2、 配送料が無料から6元と安い。さまざまなクーポンを併用すればより割安。
3、 3km圏外にも配達してくれる。
4、 多くの支店で利用できる。

しかし今後、本家のサービス範囲が拡大するにつれて、後者の利点は薄れていくだろう。
(翻訳・愛玉)

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