戦うカーネル・サンダース?KFCがゲーム業界進出準備か

ファストフード大手ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)がゲームの世界と手を組み、若者向けのプロモーションを展開するのではないかと注目されている。

先日、中国人プロゲーマーチーム「RNG(Royal Never Give Up)」とのスポンサー契約を結んだと伝えられたKFCだが、今度はツイッターに公式アカウント「KFC Gaming」を開設したことがわかった。そのアカウント上で近日中に重大発表を行うと告知している。投稿された予告動画は「フォートナイト」など人気ゲームのプレイ画面をつなぎ合わせて構成され、筋骨隆々のカーネル・サンダースによるバトルシーンが挿入されている。

KFCは本当にゲーム業界に進出するのか?KFCの経営母体ヤム・ブランズが、投資者向けSNS「雪球(Snowball)」で関連情報をシェアしたことから信ぴょう性が高まっている。

実は、ゲームと飲食は意外と親和性が高い。2014年、ファミリーレストランのデニーズは復活メニューの宣伝のために、名作モバイルゲームのリバイバル版をリリースしたことがある。

KFCも昨年、スタッフ研修用に開発されたVRアプリ「KFC The Hard Way」を一般向けに無料公開している。フライドチキンの調理法をマスターするまでは部屋から脱出できないというホラーテイストの設定で、ゲームとしての完成度も高いものだった。

飲食と異業種を結びつけたPR手法は従来、人気コンテンツや人気キャラクターとのコラボ企画が主だった。いわゆる「食玩」、ミールセットのおまけとして提供されるおもちゃに注目したのはマクドナルドだ。2014年からは「ワールド・オブ・ウォークラフト」など人気ゲームとの提携もスタートし、若年層の顧客を多く獲得している。こうした異業種間の提携戦略は、飲食企業の新たな顧客開拓の定石となっている。

KFCは中国市場で積極的にこの手法をとっている。2017年からは騰訊(テンセント)の人気モバイルゲーム「王者栄耀」、網易遊戯(NetEase Games)の「陰陽師」など人気ゲームとの提携が続き、今回、eスポーツプロチームRNGとのスポンサー契約に至った。ゲーム業界との提携経験は浅くない。

ゲームコンテンツの側から見ても、巨大な店舗網を持つファストフードチェーンを通じて多元的な宣伝戦略を展開することが可能だろう。KFCが本格的にゲーム業界に進出すれば、若年層に深くリーチする企画が生まれるに違いない。
(翻訳・愛玉)

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