中国のNEV販売台数、3年連続100万台超 力強い伸び

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中国のNEV販売台数、3年連続100万台超 力強い伸び

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【新華社北京8月30日】中国工業・情報化部装備工業発展センターは26日、「中国自動車産業発展年報2021」を発表した。それによると、2020年の新エネルギー車(NEV)の販売台数は136万7千台、3年連続で100万台を超え、6年連続で世界一となった。浸透率は5.4%に上り、動力電池や電気駆動などの基幹部品の技術指標が持続的に向上し、力強く伸びている。

中国はNEVの発展を推進し、浸透率を高めている。二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトとカーボンニュートラル(炭素中立)の目標による後押しで、産業高度化基調とグリーン消費の新たなニーズに対応する製品を絶えず発表している。

報告によると、20年末時点でのNEV保有台数は492万台で、自動車全体の1.75%を占めた。NEVの航続距離が着実に伸び、完成車の平均電気消費量が減り、動力電池のエネルギー密度が上がっている。また普及推進でNEV乗用車の購入主体が公共部門から個人に移り、個人の比率が70%前後まで高まった。

報告によると、NEVの基幹技術で一定のブレークスルーがあり、付帯産業が一段と整っている。自動車の特許公開は20年が29万5千件で、NEVやインテリジェント・コネクテッド車(ICV)の特許が43%を占めた。寧徳時代、比亜迪(BYD)、中航鋰電などの動力電池企業が世界の重要サプライヤーとなっている。

NEVは着実に発展しているが、産業は依然として「胸突き八丁」の厳しい時期にあり、基幹コア技術のイノベーション能力向上が待たれ、インフラ建設の加速が必要といった問題がある。

報告も次のように指摘している。純電気自動車(BEV)は依然として低温環境での航続距離が短いなどの問題があり、新型コロナの影響で自動車用半導体が不足しており、国内メーカーは半導体供給の安定を保障する必要がある。

専門家は品質の監督管理を一段と強化し、完成車の電動化とインテリジェント・インターネット技術などの一層の融合を促し、付帯産業チェーンのレベルを有効に引き上げ、NEVの質の高い発展を図ることを提案している。

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