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【新華社ジュネーブ9月26日】世界知的所有権機関(WIPO)はこのほど、世界132カ国・地域の技術革新力を示す報告書「2021年版グローバル・イノベーション・インデックス(GII)」を発表した。中国はGIIに基づく世界ランキングで20年の第14位から第12位に浮上し、引き続き上位30位の中で唯一の中所得国となった。
報告書は中国について、13年以降ランキングを着々と上昇させており、世界のイノベーションリーダーとしての地位を確立したと指摘。また、年々上位10位に近づいており、このことはイノベーション促進に対する政府の政策と奨励措置が引き続き重要なことを浮き彫りにしているとの見方を示した。
WIPOの統計によると、中国の国内総生産(GDP)単位当たりの特許出願件数は日本やドイツ、米国を上回る。GDP単位当たりの商標・意匠出願件数も同様で、知的財産権全体で見ると中国の存在感はより大きくなる。ただ、研究者や大学進学率などの指標は依然としてドイツや米国に後れを取っている。
イノベーションクラスターの地理的分布状況は変化が乏しく、上位10位は20年とほぼ同じだった。深圳・香港・広州が第2位、北京が第3位につけたほか、上海は東京・横浜に続く第8位となった。上位100位のうち、中国のクラスター数は米国の24カ所に次ぐ19カ所だったものの、サブインデックスの「イノベーションアウトプット」では中国の伸びが最も顕著だった。
GIIは年に1回発表され、132カ国・地域のイノベーションエコシステムをランキングする。今年の上位10位のうち、1~4位はここ数年と同じスイス、スウェーデン、米国、英国だった。5~10位は韓国、オランダ、フィンランド、シンガポール、デンマーク、ドイツとなっている。
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