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オンラインゲームやIT技術のサービスプロバイダー「ネットイース(網易)」が24日、2021年第4四半期(10〜12月期)および通年の決算報告(未監査)を発表した。
21年第4四半期の売上高は、前年同期比23.3%増の244億元(約4500億円)、売上高総利益は30.1%増の29億元(約530億円)だった。営業費用は20.2%増の83億元(約1500億円)。親会社株主に帰属する純利益は57億元(約1000億円)で、Non-GAAPベースでは66億元(約1200億円)だった。
事業別の売上高は、オンラインゲーム事業が29.8%増の174億元(約3200億円)、オンライン教育事業「有道(Youdao)」が20.5%増の13億元(約240億円)、音楽配信事業「ネットイース・クラウド・ミュージック(網易雲音楽)」が23.9%増の19億元(約350億円)、イノベーティブ事業およびその他の事業が0.6%増の38億元(約700億円)だった。
オンラインゲーム事業の売上高総利益率は64.1%。前四半期は64.5%、前年同期は63.1%だった。
オンラインゲーム事業の売上高総利益が前四半期比、前年同期比でいずれも伸びたのは、「NARAKA BLADEPOINT」や「ハリー・ポッター:魔法の覚醒」(日本では近日リリース予定)など主に新たにリリースしたタイトルによるものだ。
オンライン教育事業「有道」の売上高総利益率は50.7%。前四半期は56.6%、前年同期は47.5%だった。決算報告書によると、有道の売上高総利益率が前四半期比で下がったのは、中国で義務教育科目の課外補習事業が厳しく規制されたことが主な要因。それでも前年同期比で伸びたのは、教育サービス事業全体が成長したからだ。
音楽配信事業「ネットイース・クラウド・ミュージック」の売上高総利益率は4.1%。前四半期は2.2%、前年同期はマイナス7.1%だった。売上高総利益率が前四半期比で伸びたのは、主にコストコントロールの改善による。前年同期比で伸びたのは、主にソーシャル・エンターテイメント・サービスが伸びたことと、コストコントロールの改善による。同事業を運営する子会社「クラウドビレッジ(雲音楽)」は昨年12月、香港市場に上場している。
イノベーティブ事業およびその他の事業の売上高総利益率は26.8%。前四半期は24.2%、前年同期は28.2%だった。売上高総利益率が前四半期比で伸びたのは、主に広告事業の伸びによる。
21年通期の売上高は876億元(約1兆6000億円)。前年は736億元(約1兆3500億円)だった。
事業別では、オンラインゲーム事業の売上高が628億元(約1兆1500億円)で、うちスマホゲームによる売上高が70.4%を占めた。オンライン教育事業の売上高は53億5400万元(約980億円)、音楽配信事業の売上高は69億9700万元(約1300億円)、イノベーティブ事業およびその他の事業の売上高は124億4700万元(約2300億円)だった。ネットイース全体の売上高総利益は469億7000万元(約8600億円)。前年は389億8300万元(約7100億円)だった。
(翻訳・山下にか)
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