リアルタイムコミュニケーションを可能にする「清流鼎点」の超低遅延技術

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まもなく実現する次世代通信5Gは各業界の技術革命の集大成となり、「RealTime(リアルタイムコミュニケーション)」のソーシャルネットワーク時代が間もなく到来するだろう。そこで解決しなければいけない問題の一つが「タイムラグ」だ。

「清流鼎点(PowerInfo)」は超低遅延音声動画インタラクティブ技術を開発しているサービスプロバイダだ。アプリやプラットフォーム、提携企業は、清流鼎点が提供する SDK(ソフトウェア開発キット)を利用すれば、オンライン・オフラインどちらでも、タイムラグを感じることなくソーシャルコミュニケーションできるようになる。

創業者の一人でCTOの李毅博士によると、現在「清流鼎点」は大規模なライブ動画配信事業と超低遅延音声動画インタラクティブ事業をメインに行っているとのこと。超低遅延音声動画インタラクティブ技術には二つの規格がある。

A50:音声動画の端末間伝送遅延が0.05秒以下。普通のユーザーはほぼタイムラグを感じない。テンセントのカラオケアプリ「全民K歌」が投資したオフラインのミニKTV技術はこのA50規格のSDKを利用している。また現段階では解決が難しいライトフィールドデータやポイントクラウドデータ、ゲームデータなども、この技術を利用して高効率でデータを送信できる。

A40:音声動画の端末間伝送遅延が0.04秒以下。李博士によると、現在は試験段階にあるが、タイムラグをさらに短縮することでより専門的な場面で活用できるという。例えば将来的にはバンドのオンラインリハーサルや公演(リアルタイムと同様の効果が見込める)、さらにオンライン教育、医療講義や遠隔診療などにも利用できる。

清流鼎点は多くの業界の「縁の下の力持ち」であり、提携企業は数十件を超える。

音楽・エンターテインメント分野では、2018年に低遅延合唱技術を発表し、ミニKTV大手と提携することに成功した。これによりネットユーザー同士がどんなに離れていてもオンラインで合唱できるようになった。ゲームでは、ゲームコンテンツを標準データ化して送信し、参加者の多いオンラインゲームの課題であるタイムラグを減少させ、より多くのインタラクティブゲームを実現できないかと提携パートナーと模索している。教育分野では、オンライン教育プラットフォームと提携し、オンライン授業のタイムラグを低減させる試みを行っている。

技術開発に関して李博士は「現在のA50はすでに大部分のユーザーを満足させているが、我々も絶えず技術を最適化し、超低遅延を前提として音声動画の品質を向上させ、パケット・ロス率を低下させているところだ」と語る。

清流鼎点は多くの専門分野トップ企業を顧客としており、2018年の年間利益は数千万元(約数億円)規模に達した。2019年第2四半期には新ラウンドでの資金調達を予定している。
(翻訳者:山口幸子)

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