中国でキャンピングカー市場急成長 キャンプ経済が追い風

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中国でキャンピングカー市場急成長 キャンプ経済が追い風

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【新華社北京5月8日】中国では、労働節(メーデー)連休(今年は4月30日~5月4日)期間にキャンプ経済が大きな盛り上がりを見せ、それに伴ってキャンピングカー旅行やキャンピングカー市場も急成長している。

市場調査会社の艾媒諮詢(IIメディアリサーチ)がこのほど発表した「2021~22年中国キャンプ経済産業の現状と消費行動データに関する研究報告」によると、中国のキャンプ関連の市場規模は14年の77億1千万元(1元=約20円)から21年には299億元に急拡大し、22年は伸び率が18.6%、市場規模は354億6千万元となる見通し。

キャンプ経済の急成長を追い風に、キャンピングカー旅行は人気を呼び、キャンピングカーの販売急増につながった。中国の全国乗用車市場情報連合会によると、中国のキャンピングカー市場はここ数年、急成長を遂げ、年間販売台数は17年の5千台弱から21年には1万2582台に増え、今年第1四半期(1~3月)は前年同期比17%増の2425台に上った。

キャンピングカー市場は将来性も高い。艾媒諮詢のアナリストは、20年の千人当たり保有台数が米国は30台、欧州が15台に対し、中国は0.2台未満で、成長余地が大きいと指摘する。中国汽車流通協会(CADA)もこれに先駆け、マイカー旅行を楽しむ人の増加、キャンプ場の増加、レンタルサービスの広がり、供給サイドの充実に伴い、中国のキャンピングカー市場が良好な発展チャンスを迎えるとの見通しを示した。

研究機関もキャンピングカー市場の先行きを楽観視している。安信証券は、キャンピングカーが高級品から大衆品へと移行していく中で、キャンピングカー旅行を楽しむ人は増え、関連設備は整い、キャンピングカーのラインナップも充実するとし、こうした状況はキャンピングカー市場の発展にプラスに働き、25年のキャンピングカー販売台数は5万台に達すると予想する。

キャンプブームの中国、グランピングにも脚光

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