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中国IT大手のアリババ集団は5月26日、2022年3月期通期決算を発表した。売上高は前年比19%増の8530億6200万元(約16兆円)だった。
クラウド事業の伸びはとくに目覚ましく、クラウドサービス「アリクラウド(阿里雲)」の売上高は前年比21%増の1001億8000万元(約1兆9000億円)となり、リリースから13年目で1000億元の大台に乗った。損益は、前年の22億5100万元(約420億円)の赤字から11億4600万元(約210億円)の黒字に転じ、初めて通期での黒字を実現した。また、22年1〜3月期の損益も黒字となり、5四半期連続の黒字を達成した。
アリババクラウドの成長をけん引するのは海外市場だ。同社は22年3月末時点で世界27地域にクラウドサービスを提供している。22会計年度には、インドネシア、フィリピン、韓国、タイおよびドイツにインターネットデータセンターを新設した。
しかし、アリババクラウドの成長率は徐々に低下している。22年3月期通期の売上高は前年比12%増の189億7100万元(約3600億円)だった。21年1〜3月期から10〜12月期にかけての成長率は、それぞれ36%、30%、33%、20%となっている。
(36Kr Japan編集部)
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