砂漠栽培の粟を利用、エコドリンクブランド「気米茶舗」と「任小茶」が誕生

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ここ数年、ニュータイプのティードリンクが熱い。

タピオカミルクティーからフォーム(泡立て)ミルクティー、フルーツティーから「きたないお茶(髒髒茶)」まで、一夜にしてブームに火が付くドリンク市場の移り変わりは激しい。唯一変わらないのは上手く消費者の心をつかんだ少数のトップブランドだ。新規参入者にもまだチャンスはあるのだろうか。

最近「鹿得高上海餐飲管理有限公司(Ludegao)」がリリースした「気米茶舗」と「任小茶」の二つのブランドは粟(アワ。中国語では小米という)を利用した「アワドリンク」を特色として差別化を図っている。

創業者の葉享斌氏によると、同社はすでに「万通投資控股股份有限公司(vantone)」董事長の馮倫氏と台湾の「大成集団(Dachan Great Wall Group)」総裁兼CEOである韓家寰氏からエンジェルラウンドで資金を調達しており、来月上海の南京西路に1店舗目をオープンする予定だ。

葉享斌氏によると、「アワドリンク」とは直接アワでお茶を入れるのではなく、アワに茶葉やフルーツ、コーヒーなどの成分を最高の比率で調合して作っているのだという。ドリンクの他にも関連製品としてアワを使ったパンやマカロン、クッキーなどを研究開発しており、「ドリンク+食品」で発売する。

写真出典 東方IC

葉氏は環境保護による産業の改善に20年近く関わってきたため、残留農薬ゼロの砂漠栽培のアワを使用することに決めたという。また中国の著名な企業家達が出資して立ち上げた環境保護NPO「阿拉善生態協会(SEE)」に加入し、アワの砂漠栽培の推進も行っている。水を大量消費する作物と比べると、500グラムのアワは1トンもの水を節約でき、砂漠化改善のための持続的手段といえよう。

砂漠化はここ数年、特に注目されている環境問題である。現在、中国では毎年数十万ヘクタールの規模で砂漠が拡大している。過度の開墾や非節水型農業などにより砂漠化が進んでおり、節水農業の推進が急務となっている。

葉氏の目標はスターバックスがコーヒー豆のフェアトレードを推進しているように、「アワ+茶」の文化を推進し、「流行+標準化産業」を形成することだ。葉氏は現在すでに世界30都市で提携の商談を進めており、一部のヨーロッパとシンガポールの華人飲食店経営者は中国の茶文化を取り入れることに積極的だ。

「気米茶舗」と「任小茶」の二店舗はそれぞれの路線がはっきりしている。気米茶舗は大型店舗で、全店直営、こだわった空間で、今年中に一級都市、特にアワに馴染みの深い北方の都市に10店前後オープンすることを目指している。任小茶は街中のドリンクスタンドで、主にデリバリー、テイクアウト飲料や軽食を提供する。小型直営店を数店舗開店してデモンストレーションとし、今後は世界中でフランチャイズ展開する予定だ。
(翻訳:山口幸子)

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