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環境保護問題や世界的な原油高などの理由から電気自動車(EV)や新エネルギー車(NEV)が普及しており、街中で目にする機会も増えてきた。さらにコロナ禍において、密にならない移動手段として自転車、バイクやスクーターなどが人気となっている。
今週の最新スタートアップに関するレポートでは、世界で累計270万台以上売れたスマート電動スクーター「小牛電動」のグローバル戦略を徹底分析しています。
伝説の創業者、「ファーウェイで最もイケてる天才」の李一男氏
小牛電動といえば、外せないのが創業者の李一男氏です。彼はかつてファーウェイで副総裁を務め、国内外で注目を受けていた。
李氏は大学卒業後の1993年にファーウェイに入社し、1997年に弱冠27歳で副総裁へと大出世。「ファーウェイで最もイケてる天才」と称される李氏とファーウェイ創業者の任正非氏は「親子同然」の関係とされ、任氏の後継者とも期待されていた。
しかし、李氏は周囲の予想に反して2000年にファーウェイを退社。起業するも失敗して、IT大手バイドゥ(百度)や通信大手チャイナモバイル(中国移動)を渡り歩いたようだ。小牛電動を設立したのは2015年のことでしたが、同年6月にインサイダー取引に関与したとして拘束され、懲役2年6カ月に処され、「輝かしい」人生にピリオドを打つ。
李氏はすでに小牛電動を離れているものの、多くの人は小牛電動と聞けば名物創業者の彼の名を連想することだろう。さまざまな人生の起伏を経験した彼だが、テクノロジー界のトレンドを嗅ぎ分ける勘の良さと理解力は常人の域を超えており、それが小牛電動にも伝説的な色合いを与えていることは確かだ。
レポートの全編では、小牛電動の急成長を決定づけたグローバル戦略に加えて、巧妙に練られた製品マトリクスでスマートモビリティを牽引した4つのポイントなどを詳しくまとめている。
小牛電動は新商品を発表し続けていて、さらなる成長に注目したい企業だ。同社の製品は欧州や米国各地の家電販売店で売られ販売台数も増加し、海外市場でのパフォーマンスには引き続き目が離せない。
レポートの全編を見る。https://connec2.jp/report/6303/
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余談だが、李氏は去年末、EVメーカー「牛創新能源(NIUTRON)」を創業した。その情報をまとめた記事も是非あわせてご覧ください。
(36Kr Japan 編集部)
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