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中国浙江省徳清市は6月27日、同国初となる運転手不要の「L4」自動運転トラックに対する公道試験ライセンス2通を発行した。中国IT大手のアリババグループは、そのうちの1通を獲得したと発表した。同グループの研究機関「アリババ達摩院(Alibaba DAMO Academy)」が開発した小型無人トラック「大蛮驢」が、一部高速区間を含む徳清市内の指定区域で走行テストを行う予定だ。
アリババは2015年以降、物流分野における自動運転の開発と応用を模索してきた。達摩院の先端技術と、傘下の物流企業「菜鳥網絡(Cainiao Network)」の物流シーンとを結びつける取り組みを進め、20年にはL4レベルの技術ソリューションを採用した自律走行型配送ロボット「小蛮驢」を発売した。
同ロボットは、宅配便やフードデリバリー、生鮮食品配送など「ラスト3キロメートル」の物流を担う。22年3月末には、累計配送件数が1000万件を突破し、無人配送業界の新記録を樹立した。
大蛮驢は、都市内物流向けの小型無人トラックで、宅配便などへの活用を想定している。
アリババは、今後もテクノロジーやイノベーションが重要な分野にしっかりと投資し、とくに自動運転に重点的に投資していく方針を示した。
(36Kr Japan編集部)
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