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【新華社バンギ7月15日】中央アフリカのビンボは、首都バンギから西へ約9キロ離れた地点にある。地形は平坦で、太陽がさんさんと照りつける。果てしなく続く樹海の中に切り開かれた約16万平方メートルの四角い土地には、長さ2メートル、幅1メートルの太陽光パネル3万枚余りが並んでいる。
同国初の太陽光発電所「サカイ太陽光発電所」で、中国エネルギー大手、国家能源集団傘下の中国能源建設集団天津電力建設(中国能建天津電建)が建設した。設備容量は15メガワットで、その完成はバンギの電力不足を大幅に緩和し、現地の経済・社会の発展を促進している。
同国では、長期にわたる情勢の混乱によりインフラ整備が遅れ、電力不足が住民たちを苦しめてきた。中国と中央アフリカは2018年9月、北京で開かれた中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)の期間中に、中国が中央アフリカの太陽光発電所建設を支援することで合意した。21年4月に中国能建天津電建の作業員が現地に赴き、建設を開始。今年6月15日に送電網への接続を実現した。同発電所は現在、バンギの電力需要の約3割を満たしている。
同発電所の張志国(ちょう・しこく)プロジェクトマネジャーによると、バンギの電力はこれまで、主にディーゼル発電と水力発電に頼っていたが、軽油はコストが高く、水力発電は建設が進んでいなかった。一方で、太陽光発電は建設期間が短く、環境に優しく発電容量も多いことから、現地の電力不足を解決する上で効果はてきめんだった。建設過程では、約700人の雇用を創出したほか、作業員が各種技術を習得できるよう支援した。
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