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【新華社北京8月8日】中国工業・情報化部は5日、2022年上半期(1~6月)のニッケル・コバルト・リチウム業界の運営状況を発表した。生産量はニッケルとリチウムが前年同期に比べ増加し、コバルトは小幅に減少した。ニッケルとリチウムは新エネルギー産業の急速な発展にけん引され、生産増加を維持した。非鉄金属業界コンサルティング・調査大手の北京安泰科信息のデータによると、1~6月の炭酸リチウム国内生産量は前年同期比42.4%増の16万8千トン、水酸化リチウムは35.0%増の11万トンだった。電解ニッケルやニッケル含有銑鉄、ニッケル塩など一次材料から生産されるニッケル製品の生産量(金属量換算)は6.4%増の36万4千トンで、うちリチウム電池の原料となる硫酸ニッケルは34.5%増、電解コバルトやコバルト粉、コバルト塩など精製コバルトは6.9%減の5万8千トンだった。
価格は高値から下落した。北京安泰科信息の統計によると、1~6月の1トン当たりの現物平均価格は電解ニッケルが20万6千元(1元=約20円)と前年同期比57.0%、金属コバルトは51万4千元と48.5%それぞれ上昇し、炭酸リチウムは45万3千元と5.5倍になったが、第2四半期(4~6月)は、世界の流動性の縮小や川下需要の低迷などを受け価格が下落し、6月30日には今年最高値に対しニッケルが44.2%、コバルトが32.5%、炭酸リチウムが6.8%それぞれ下落した。
鉱産物輸入は二極化し、製錬製品の輸入が前年同期に比べ増加した。税関総署のデータによると、1~6月のニッケル精鉱の輸入量は前年同期比8.3%減の1510万トン、電解ニッケルは3.7%減の8万千3トンだった。コバルト精鉱は79.2%増の1万2千トン、湿式製錬によるコバルト中間品は4.0%増の16万トン、リチウム精鉱は13.5%増の116万2千トン、炭酸リチウムは66.5%増の7万1千トンとなった。
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