中国EV「小鵬汽車」、アシスト運転で死亡事故 故障車に猛スピードで追突

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中国の新興電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」のスマートEV「P7」が8月10日、浙江省寧波市の高速道路で死亡事故を起こした。事故の瞬間を収めたドライブレコーダー動画が翌11日、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に投稿され、大きな関心を集めた。

動画には、左車線に停車した故障車から発煙筒を手にした人が現れ、車の後ろに回った直後、後方から来たP7に跳ね飛ばされる様子が映っていた。

事故を起こしたP7は、故障車の存在を認識できずに猛スピードのまま走行し、車の後方にいた人を跳ね飛ばし、そのまま車に追突したとみられる。車両後部は大きく損傷していた。被害者はその後、死亡が確認された。

Xpengは「今回の事故で不幸にもこの世を去ることになった被害者の方に哀悼の意を表します。私たちは関連部門の捜査に全面的に協力すると同時に、P7のオーナーが適切な対応を取れるようサポートしていきます」とのコメントを発表した。

事故を起こしたP7のオーナーは事故当時、運転アシスト機能のレーンセンタリングコントロール(LCC)機能をオンにし、制限速度内の時速80キロで走行していたという。オーナーは、自分の車が相手の故障車を「認識せず」、システムの警告もなかったと主張している。これ以前に同様の状況に遭遇した際にはシステムの警告があったという。

Xpengは、オーナーに対する初回研修の際、LCCおよびアダプティブクルーズコントロール(ACC)は、低速走行または停止している工事・清掃車両や事故車両、分離帯やコンクリートブロックなどを識別できないため、オーナー自身による運転に切り替える必要があると説明している。

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(36Kr Japan編集部)

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