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中国スマートフォン大手小米(シャオミ)傘下で電気自動車(EV)事業を手掛ける「小米汽車」が、駆動用バッテリーの主要サプライヤーとして、駆動用バッテリー大手の寧徳時代(CATL)と、EV大手比亜迪(BYD)傘下で駆動用バッテリーを手掛ける「弗迪電池(FinDreams Battery)」の2社を選定したことが分かった。
小米汽車は、最初の車種に用意する下位モデルには400Vの充電プラットフォームを、上位モデルには800Vの充電プラットフォームを搭載する計画だという。下位モデルには弗迪電池のリン酸鉄リチウム電池「ブレードバッテリー」が、上位モデルにはCATLの新型三元系バッテリー「麒麟電池(Kirin battery)」が搭載される可能性が高い。
小米汽車が採用した麒麟電池は、充電率や熱管理の点でカスタマイズされているとみられ、CATL内部では「金麒麟」と呼ばれている。
小米汽車は2024年に最初の車種を発売する計画で、同年内に10万台を販売し、その後3年間で90万台の販売を目指すとの報道もあった。
シャオミは21年3月、EVメーカーを設立すると発表し、自動車産業に参入する姿勢を明らかにした。同社は当時、「今後10年間で100億ドル(約1兆3700億円)を投資する。初期投資は100億元(約2000億円)とする」との計画を示していた。それから500日以上が経過した22年8月11日、シャオミの新製品発表会に雷軍・最高経営責任者(CEO)が登壇し、自動車事業の進捗状況を明らかにした。同社は自動運転用アルゴリズムの自社開発に向け、すでに500人以上の研究・開発チームを立ち上げたという。
(36Kr Japan編集部)
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