自動運転技術開発「鑑智機器人」、3カ月で2度の資金調達

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自動運転技術開発「鑑智機器人」、3カ月で2度の資金調達

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自動運転用のセンシングソリューションを開発する「北京鑑智科技(PhiGent Robotics)」(以下、鑑智機器人)がシリーズAで1億元(約20億円)超を調達した。「深圳市創新投資集団(Shenzhen Capital Group)」と「厚雪基金」が共同で出資を主導し、「金沙江創投(GSR Ventures)」も引き続き出資した。

設立約1年の鑑智機器人にとって4度目の資金調達となる。特に今年は、3カ月の間に2度連続で多額の資金を調達した。出資者は「Atypical Ventures」、「五源資本(5Y Capital)」、深圳市創新投資集団、金沙江創投など大手投資機関。鑑智機器人の創業メンバーが「深鑑科技(DeePhi Tech)」、「地平線機器人(Horizon Robotics、ホライズン・ロボティクス)」など優れたAI(人工知能)スタートアップ出身であることも評価された。鑑智機器人は華南地域の大手自動車メーカーやティア1(一次サプライヤー)にサービスを提供している。

共同創業者の都大龍氏によると、同社はL2(部分運転自動化)からL3(条件付き運転自動化)のソリューションを自動車メーカーに納入したほか、ソフトウェア・ハードウェア一体型の双眼ステレオビジョンモジュールを開発した。さらに、開発の全プロセスをサポートする開発ツールチェーン、4Dラベリングプラットフォームなどを提供し、自動車メーカーや一次サプライヤーの量産を後押ししているという。

鑑智機器人は、今年第3、4四半期にブレーキなどの安全機能やプロパイロット(高速道路での自動運転支援システム)機能等を含む自動運転ソリューションを納入予定だ。2023年には、すべての運転シーンに対応したパイロット機能、パイロットとパーキングシステムの一体化および乗車地点から降車地点までの自動運転ソリューションをリリースする。また、完全自社開発の双眼ViDAR(カメラセンサーを使用しLiDARのようなアウトプットをする)製品に関しては、22年6月に全機能を自動車に搭載しテストを経て年末には発売予定だ。

鑑智機器人が完全自社開発した双眼ViDAR製品

鑑智機器人は戦略的パートナーと共同で自動運転エコシステムを構築している。同社は地平線機器人の車載AIチップ「Journey 5(征程5)」をベースにしたL2++(より高度なL2)レベルの量産ソリューションを3カ月足らずでリリースし、量産の加速が期待される。

地平線機器人の車載AIチップ「Journey 5(征程5)」をベースにしたL2++レベルの量産ソリューション

鑑智機器人は、視覚を主体とする自動運転ソリューションは既存のインフラに適応させやすく、AIのディープラーニング(深層学習)を視覚システムに反映させることでより高度な自動運転ソリューションとなるとみる。

未来のモビリティサービスを研究する「McKinsey Center for Future Mobility」の最新レポートによると、中国は将来世界最大の自動運転市場になり、自動運転関連の新車販売およびモビリティサービスの規模は2030年には5000億ドル(約68兆5000億円)を上回る。30年までに自動運転車は約800万台、総売上高は約2300億ドル(約31兆5000億円)、40年までに自動運転車は約1350万台、総売上高は約3600億ドル(約49兆3000億円)に達すると予想される。

(翻訳・36Kr Japan編集部)

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