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「インテリジェント・コネクテッド・ビークル」をテーマに、中国工業情報化部などが主催した「2019互聯網岳麓峰会(2019 INTERNET YUELU SUMMIT)」で、バイドゥ(百度)のロビン・リーCEOが講演を行い、完全な自動運転の実現に関して楽観的な見方を示した。
リー氏は講演で、インテリジェント・コネクテッド・ビークルについて「インフラのネットワーク化、自動駐車の実現、自動運転の実現の三段階を経る必要があり、実用化までの道のりは長い」と述べた。
その第1段階である「インフラのネットワーク化」について、「車両そのものがインテリジェント・コネクテッド・ビークルの概念に追いついていない段階では、インフラの進化が先行する」とした。車道にセンサーやネット接続機器、カメラが実装されれば、交差点を通過する全車両の進行方向や走行位置などをセンチメートル単位で把握できるようになるという。
次に、「自動駐車」について、「運転プロセスの最後を締めくくる操作だが、自動運転そのものよりも早期に実現するだろう」とした。駐車は低速で行われるため、事故などのリスクが少ないからだ。自動駐車が実現すれば、自動運転の技術開発も加速していくだろうと同氏は考える。
最後に、真のカーシェアリング時代、無人運転時代が到来するという。リー氏は「(港湾地区など)限定的なエリアでは完全な自動運転がすでに実現している。運転席やハンドルがなくても、各車両が秩序をもって走行できている」と述べた。
また、リー氏は「現段階の人工知能は、人の意図を100%汲み取ることができない。わたしは1人の企業家として、また1人の楽観主義者として、技術が飛躍的に発展し、今後の人工知能がみるみる人の意図を理解するようになり、求められるものを完遂できるようになると考えている」と未来への希望を見せた。
(翻訳・愛玉)
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