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自動車関連技術を手がける米国のスタートアップ業「ClearMotion(クリアモーション)が3900万ドル(約56億円)を調達した。リード・インベスターは、中国新興電気自動車(EV)メーカー「NIO(蔚来汽車)」の創業者・李斌氏が設立した「蔚来資本(NIO Capital)」。コ・インベスターは「ベルテルスマンアジア投資基金(BAI)」「フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)」「NewView Capital」および「Acadia Woods Partners」。今回調達した資金は、同社が開発したフルアクティブサスペンション技術「ClearMotion1(CM1)」のリリース(2024年予定)とその世界展開に充てる方針だという。
CM1は高性能振動緩和システムで、自動車の揺れを抑えることで乗り物酔いを軽減し、乗り心地と安全性を向上する。
今回ClearMotionが中国系ファンドからの資金調達を選択したことは、同社が中国市場に関心を抱いていることの表れでもある。同社はすでに中国での人材採用を開始している。
共同創業者のZack Anderson最高技術責任者(CTO)は、「蔚来資本は自動車産業チェーンへの投資で多くの実績があり、関連企業をサポートし、エコシステムの強化に努めてきた」とした上で、「中国はスマートEVの主要市場の1つで、メタバースのキープレーヤーでもあるため、中国市場に深く関わっていくことが重要になる」と述べた。
(36Kr Japan編集部)
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