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【新華社北京10月25日】中国車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は22日に発表した投資家向け情報で、同社のナトリウムイオン電池の産業化は順調に進んでおり、サプライチェーンの整備にいくらか時間がかかるものの、すでに一部乗用車メーカーと協議しており、2023年に本格的な量産を開始する計画だと明らかにした。
22年第3四半期(7~9月)の売上高総利益率は19.3%で、第1四半期(1~3月)の14.5%から大きく回復した。業務は良好に発展しており、原材料価格などの要因にマイナスの変化が起きなければ、第4四半期(10~12月)の利益率はさらに改善する見込みだとした。
同社は炭酸リチウムの価格について、短期的には需給ギャップにより変動が予想されるが、23年に供給側でリチウム鉱石の新規プロジェクトが稼働を開始すれば需給ひっ迫状況はいくらか緩和されるとの見通しを示した。さらに自社採掘、投資、回収、長期契約締結などさまざまな形でリン酸リチウムの供給を確保するとした。
22年第3四半期の電池システム販売量はおよそ90ギガワット時(GWh)だった。業界の需要が増加の一途をたどり、生産設備もほぼフル稼働の状態にある上、来年の補助金減額で年末にかけて需要が伸びるとみられることから、第4四半期の販売量はさらに増加すると予想した。
エネルギー貯蔵業務の売上高総利益率は22年第3四半期、2桁を取り戻し、新規プロジェクトの利益率もいくらか改善した。同社はエネルギー貯蔵業務を全面的に展開しており、大型エネルギー貯蔵と家庭用エネルギー貯蔵の需要はいずれも旺盛で、業務は急速に増加しているとした。
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