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保険事業をフィンテックとかけ合わせた「インシュアテック(InsurTech)」を手がける「敬之網絡科技(JINGZHI NETWORK TECHNOLOGY)」が、シリーズAで数千万元(10億円前後)の資金を調達した。出資元は「灃揚資本(Feng Yang Capital)」。「敬之網絡科技」は昨年6月、エンジェルラウンドで「万豪資本(Wanhao Capital)」と「東大保険経紀(DONGDA INSURANCE BROKERS)」から1000万元(約1億6000万円)を調達している。共同創業者の劉鵬氏によると、今回調達した資金は商品の研究・開発と核心的競争力の構築に投入される。
同社は2016年11月に設立され、ビッグデータや人工知能関連の技術を保険業界に持ち込んだ。創業当初は法人向け事業と個人向け事業の二本柱で運営していたが、現在は法人向け事業のみに絞っている。
遅延・欠航保険、チケットガード保険などニッチ商品のアクチュアリー業務モデル、オンライン保険のスマートプラットフォームを複数開発。保険料設定と適正化、引受・補償業務の自動化、リスクコントロールや不正対策、プレシジョン・マーケティングなどを通じて、保険業務から権利配当までを含めた金融業界のデジタル化を進めていく。
従来は保険会社を顧客としてきたが、現在は商業銀行向けの業務も開始し、銀行の顧客を対象に保険商品の企画やオプショナルサービスを提案する。すでに保険会社20社超、都市銀行7行、地方銀行数十行と提携したという。
(翻訳・愛玉)
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