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中国の自動運転スタートアップ「小馬智行(Pony.ai)」、物流大手「中国外運(Sinotrans)」、重機大手「三一集団(SANY Group)」の3社が、戦略的アライアンスを締結した。技術・車両・応用シナリオを統合したスマート物流を共同で構築する。
小馬智行はこれまでに、三一集団傘下のトラックメーカー「三一重卡」との合弁会社「一驥智卡」や、中国外運との合弁会社「青騅物流(Cyantron)」を設立している。今回の3社による提携では、大型自動運転トラックを主要輸送力とするフリートを設立し、スマート物流ソリューションを提供する。
11月1日、一驥智卡が生産する自動運転トラックの第1陣がラインオフし、青騅物流に納入された。初回納入台数は30台。青騅物流今後3年間で、一驥智卡から自動運転トラック500台を購入する。
小馬智行は同日、第3世代の自動運転トラック用のソフトウエア・ハードウエア統合システムを発表した。同システムは、基幹物流事業のニーズに合わせて設計され、一驥智卡が初めて生産した自動運転トラックに搭載されている。
統合システムのセンサーソリューションには「マルチセンサーディープフュージョン技術」が採用され、車両に搭載された20個のセンサーにより前方200~1000メートルの障害物を検知できる。トラックの走行速度を時速90キロとすると、「超長距離センシングモジュール」が前方の故障車を30秒前に正確に識別できる計算になる。
小馬智行は中国トップクラスの自動運転技術企業で、同社のロボタクシー(自動運転タクシー)はすでに営業運転を開始している。自動運転トラックに関しても、営業運転の距離が約30万キロに達している。
(36Kr Japan編集部)
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