セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
水素燃料電池を手掛ける「国鴻氫能科技(Sino-Synergy Hydrogen Energy Technology)」が11月22日、香港証券取引所に上場申請書類を提出した。
2021年の中国水素燃料電池市場の規模は約522.3メガワット(MW)だった。同社は126MWを出荷し、市場シェア24.1%を占めて業界1位となっている。
売上高は20年が2億2700万元(約44億円)、21年が4億5700万元(約89億円)、22年上半期が1億9000万元(約37億円)だった。しかし親会社の所有者に帰属する損失はそれぞれ2億1500万元(約42億円)、7億300万元(約136億円)、1億4900万元(約29億円)と赤字が続いている。
水素エネルギーはクリーンな二次エネルギーとして、世界のエネルギー技術革新戦略の中で重要な位置付けがなされている。米国や欧州各国、日本などでは、国のエネルギー戦略に水素エネルギーが盛り込まれている。
中国では22年3月23日、国家発展改革委員会とエネルギー局が共同で「水素エネルギー産業発展中長期計画(2021〜2035年)」を発表。その中で25年までに「燃料電池車を5万台とする」などの数値目標を示し、水素エネルギー産業の発展を後押ししている。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録