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中国浙江省台州市で11月28日、米テスラのモデルYが乗用車2台に追突・衝突する事故が発生し、死傷者3人が出てしまった。
同市公安局交通警察局の発表によると、事故が発生したのは同日午後3時46分ごろで、事故を起こした小型車(モデルY)が、交差点で信号待ちをしていた小型車に追突した後、別の小型車に衝突。3台とも激しく損傷し、2人が死亡、1人が負傷して救急搬送された。交通警察局は現在、事故の原因を詳しく調べているという。
この発表を受け、テスラの担当者は「私たちは現在、警察の捜査に積極的に協力している。事故の詳細に関しては、警察の発表をよりどころとしている」と述べた。
一方、インターネット上には事故当時の防犯カメラの映像や、目撃者の情報が出回っている。防犯カメラの映像には、ガードレールにぶつかって停止した黒色のモデルYと、車両後部が著しく破損した白色の乗用車2台、そして路上に散乱する部品が映っていた。
目撃者によると、モデルYは1つ目の交差点で左折レーンの赤信号を無視して猛スピードで直進し、次の交差点で信号待ちをしていた乗用車2台に追突したという。別の目撃者によると、モデルYが1つ目の交差点を通過した際のスピードは、時速100キロに達していたように見えたという。
中国では2020年6月以降、テスラ車による衝突事故が頻繁に報告されている。事故は北京や上海、深圳など各地で起こっており、インターネット上ではブレーキに不具合があった可能性を指摘する声がある一方で、運転手の操作ミスを指摘する声も上がっていた。テスラは、これらの事故の原因を調査した結果、運転手がブレーキ操作を誤った可能性が高いとの見解を明らかにしている。
ごく最近では、広東省潮州市で11月5日、モデルYが停車に失敗して暴走し、死傷者5人を出す大事故が起こっていた。今回の事故で、中国ではテスラ車のブレーキに関する議論が再び巻き起こっている。
(36Kr Japan編集部)
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