カナダ発カフェチェーン「ティムズ中国」、上場後初の四半期決算を発表 22年7~9月期は売上高67.9%増

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カナダのカフェチェーン大手「Tim Hortons(ティム・ホートンズ)」の中国法人「Tims China(ティムズ中国)」が11月30日、2022年9月の米ナスダック上場後初となる決算を発表した。

2022年7~9月期の売上高は前年同期比67.9%増の3億600万元(約59億円)に達し、四半期売上高としては過去最高を記録した。

直営店の売上高は前年同期比67%増の2億9000万元(約55億8000万円)となった。売上高に対する賃貸費用の比率は12.5%に、人件費の比率は22.8%に低下した。賃貸費用と人件費が大幅に減少したことにより、直営店の調整後EBITDAマージン(売上高に対する利払い・税引き・償却前利益の比率)は前年同期の2.6%から4.1ポイント上昇し、6.7%となった。

ティムズ中国は現在、中国国内の27都市で店舗網を展開している。22年7~9月の新規出店数は46店舗で、9月30日時点の総店舗数は486店(直営454店、フランチャイズ32店)だった。同社は10月17日、500店舗目の出店を発表した。

調査会社「艾媒諮詢(iiMedia Research)」は、中国のカフェ市場は急成長の段階に入り、新興ブランドが急速に台頭していると指摘。カフェ市場は今後も27.2%の成長率を維持し、25年には1兆元(約19兆2000億円)規模に拡大するとの予測を示している。

カナダ生まれのカフェチェーン、中国で第2のスタバ目指す。赤字出しながら急成長

(36Kr Japan編集部)

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