中国シャオミ初のEV、デザイン案流出。テスラに似てると話題、広報責任者「最終案ではない」

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中国スマートフォン大手として知られる小米科技(シャオミ)が2021年3月に電気自動車(EV)事業への参入を発表してから、もうすぐ2年が経過する。開発中の第1号モデル「MS11」は、22年下半期に開発用プロトタイプがラインオフ。23年6月には完成車工場が竣工する見込みだという。

中国の自動車関連のメディアやブロガーは現在、MS11の全容をいち早く報じようと取材合戦を繰り広げている。22年1月に入ってからは、MS11のプロトタイプとみられる車両がシャオミ本社近くの路上で撮影されている。また、同社のテストチームが公道での試験走行をする様子も写真に捉えられた。詳しい場所は不明だが、周囲に雪が積もっていることから、冬季対応の走行テストをしていたとみられる。撮影者によると、同社の雷軍・最高経営責任者(CEO)も自らテストに参加していたようだという。しかし、いずれの写真でも車両は黒色のカバーで覆われ、外装のデザインは明らかになっていなかった。

カバーで覆われた開発中の第1号モデル「MS11」

そんな中、自動車専門ブロガー「不是鄭小康」氏が1月22日、シャオミの関係者が漏らしたとみられる機密資料をSNSに投稿した。資料にはMS11のフロントバンパーなど外装パーツのデザインが含まれていた。ネットユーザーからは、「どこかで見たことがある」「テスラのモデル3に似ている」などの声が上がった。

シャオミの広報責任者は1月24日、「情報を漏えいしたのは間違いなく当社の2次サプライヤーだ。秘密保持契約違反として厳正に対処する」とした上で、「SNSに投稿されたデザインは最初期の草案で、最終案ではない」と明言した。

デザインなどの正式発表はいつになるのか。シャオミ初のEVに注目が集まっている。

シャオミCEOの雷軍氏、EV事業を世界上位5位以内を目指す

(36Kr Japan編集部)

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