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中国のフィンテック大手「「陸金所控股(Lufax Holding)」が2月1日、香港証券取引所のメインボードに上場を申請した。新株発行や資金調達を伴わない紹介形式での上場を計画しているという。香港での上場を果たせば、すでに上場しているニューヨーク証券取引所との重複上場となる。
陸金所は2011年、中国保険大手「中国平安保険(Ping An Insurance)」傘下の個人向け金融サービスプラットフォームとして設立された。中小・零細企業の経営者にリテール融資やウェルスマネジメントを提供している。
同社は20年10月、ニューヨーク証券取引所に上場し、半月後には株価が約20ドル(約2600円)まで上昇した。しかし、その後は下落が続き、23年2月6日の終値で2.98ドル(約393円)まで落ちこんだ。
22年1~9月の売上高は前年同期比0.45%減の457億9700万元(約8900億円)、純利益は30.64%減の95億8100万元(約1860億円)だった。業績の悪化に加え、主なリスク指標も徐々に増加している。22年9月末時点の90日以上の延滞率は、6月末時点から0.4ポイント上昇して2.1%となっている。
*2023年2月6日のレート(1ドル=約132円 1元=約19.5円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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