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「天風国際証券(TF International Securities)」アナリストの郭明錤(ミンチー・クオ)氏は2月10日、中国スマートフォン大手小米集団(シャオミ)のスマホ出荷台数が2023年、前年比8〜10%減の約1億4000万台になるとの見通しを示した。
クオ氏によると、シャオミの生産計画は、23年1~3月が2300~2500万台、4~6月が2000~2300万台と低調で、7~9月期も大きく改善する気配はないという。同社の端末と部品の在庫は現時点で合計4000万~5000万台分あり、在庫日数は12~16週間と長く、適正とされる在庫日数(約6週間以内)にはほど遠いとした。このことは、シャオミの端末在庫は23年6月までに妥当な水準に修正されるだろうという市場の期待が、楽観的過ぎる可能性があることを示していると述べた。
市場調査会社「Canalys」が1月に発表したリポートによると、22年の中国本土のスマートフォン出荷台数は前年比14%減の2億8700万台で、13年以来の3億台割れとなった。メーカー別では、1位はvivo、2位はHonor(栄耀)、3位は米アップルで、シャオミは前年比24%減で5位だった。
(36Kr Japan編集部)
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